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【第23節vs長野プレビュー】3連勝か雪辱か。意地がぶつかる

 今季3度目となる3連勝へのチャレンジだ。サマーブレークに入るため次の試合までは3週間待たなければならない(8月17日・アウェイ北九州戦)。今節で壁を突破し、深まりつつある自信をより強固なものにしておきたい。

 前節はMF吉平翼がPKで決めた1点を守り切って最下位の岩手を下した。後半、岩手が[4-4-2]から[3-4-3]に変更して押される時間が長くなったが、体を張った守りでゴールは許さなかった。これで5試合連続無失点となり、一昨年の第10~14節に達成したクラブ記録に並んだ。これはJ3記録でも3位タイに当たる(カターレの2度を含め、秋田、長野、金沢、藤枝、宮崎が延べ9度達成)。6試合に伸ばすことができれば2位に並ぶ(栃木が2016年に達成)。
 目標はあくまでも勝利だが、無失点が続けば勝機は広がる。奇しくも今節の対戦相手は直近で得点を奪われている長野だ。当時はセットプレーとロングボールを起点にした攻めから失点しており、気を引き締めて臨まなければならない。

 そのアウェイでの第18節・長野戦(6月22日)では0-2からMF髙橋馨希、MF末木裕也、MF伊藤拓巳がゴールを決めて逆転勝ちを収めた。第17節・大宮戦の引き分けから負けなしが7試合継続できており、あの勝利はやはり大きかった。DF川上優樹の負傷により途中出場したDF鍋田純志はその後センターバックの一角に定着し、連続無失点に貢献している。今季の選手層の厚さ、個々の成長による戦力の底上げを象徴する事例の一つだ。今回の約1カ月ぶりの再戦は、この間のチームの進歩を確かめるうえでも楽しみな一番になる。
 一方の長野にとって前回の逆転負けは忘れがたい屈辱だろう。カターレと対照的にあれから2分2敗で勝ちなしが6試合続いている。リベンジを誓って並々ならぬ意気込みで乗り込んでくるはずだ。彼らを上回り、返り討ちにできるだけの何かを示さなければならない。

 長野はカターレ戦の翌節にあった信州ダービーの松本戦でフォーメーションを [3-4-3]から[4-4-2]に変更し、1―1で引き分けた。失点がリーグ18位タイの38とかさんでおり、当時はカターレ戦の3失点を受けての守備強化が目的とみられる。松本戦以降の4試合はいずれも[4-4-2]を採用して合計で1得点/6失点。第20節・金沢戦で3失点、前節・今治戦で2失点を喫し、得点も伸び悩んでいるため今回は違う手を打ってくるかもしれない。
 前回の対戦時は長野が10位、カターレは12位だった。現在は15位と4位だが、彼らがリーグ上位クラスの好チームであることに疑いはない。リーグ得点ランキング1位の11得点を挙げているFW浮田健誠、先発に復帰して攻撃のコンダクターを務めるMF三田尚希、昨年のカターレ戦でハットトリックを達成して前回も得点を決めているMF山中麗央らを封じなければならない。ここ一番に強い前カターレMF碓井鉄平のプレーにも注目だ。

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Author:kataller2015
J’s Goal記者・赤壁逸朗がカターレ富山のJ3での戦いをレポートします。

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